マルチプレイヤー仕様のゲームについて
マルチプレイヤーとは、二人以上が繋がって同時に同じゲームをプレイすることですね。🎮
その「繋がり」は基本的に同じサーバーを介して情報交換をすると言う意味です。
具体例として、RPGや戦争ゲームのように、同じ地図では各プレイヤーはそれぞれの位置があります。
例えば、座標にするとプレイヤー1が「100,100」に居て、プレイヤー2は「110,100」に居ることがあります。
大きいワールド(地図)では隣に立っていることになりますね。👫
それらの座標がサーバーで2次元アレイの形で保持すると、どのプレイヤーでも自分が好きなタイミングでサーバーに問い合わせたら、自分の位置及び敵の位置を受け取ってグラフィックとしてゲームの表示を更新することが可能になります。💡
プレイヤーを増やしすぎると、「ラグ」(応答の遅延)が発生しますので、大体ゲームデザイナーは64人を超えないように設計していますが、ネット接続は中々確保するのが難しいし、ラグが頻繁に出てきたらプレイ心地が悪くてクレームに繋がるだけなので、デザイナーはパフォーマンスを考慮しなければなりません。🤔
サーバーなしのアーキテクチャーもあり得ます。
P2Pでは、例えば2人きりの場合、サーバーを介さずお互いに情報を交換するだけです。
実はその場合、必要な中心処理、例えばスコア、レベルの開始終了などは片方のデバイスで行われます。
MMORPG (massively multiplayer online role playing game)は、やはり最適化の工夫が一般的です。
例えば、キャラクターの移動でアニメーションがあった場合は、全部ローカルで対応します。
以上大雑把にマルチプレイヤーのゲームデザインに関して書きました。
ご質問がありましたら、お気軽にコメントを残してください。✎
脳トレゲームでパズルゲームが多い理由は何?
カナダのバンクーバーからこんにちは。
ゲームデザイナーのルーファスです。😊🎵
うちの開発スタジオは、パズルゲームをよく作っています。
開発を開始する前に調査を行ったところ、アップストアではジャンルとしてパズルゲームに需要があるらしいです。👍
その中には、ただのゲームではなく、脳トレを目的としたパズルゲームが多くあります。というか、脳トレゲームというものが主にパズルを特徴としている場合が殆どです。
脳トレとして、ゲームで頭を使うことが良い活動だと言えますね。
特に年を重ねてくると、若い頃に比べて頭を使うことが少なくなってくるので、アルツハイマーなどの症状が出てしまう可能性も高まりますし。🤒
そのためにパズル系のゲームが多いのでしょう。
ただ、普通に考えたらそれほど難しくない謎解きでも十分脳への刺激になりそうなので、パズルに限らずどのゲームでも効果があるはずですよね。🧐
よって、『脳トレゲームにはパズルゲームが良い』とされる根拠は。。。ありません!笑
ちなみにうちのスタジオが出しているパズルゲームは、「ありがちなつまらないもの」に対して開発者チームは抵抗がありますので、アニメーション、変わっている画像や音楽を入れて作っています。
可愛い・動物合わせモバイルゲーム「カメレオンゲームス」プレビュー
例えば、アップストアなどで配信中の『Chameleon Games(カメレオンゲーム)』は、動いている動物の中から指定された3点のパターンに合わせて三匹を特定するという、ユニークなコンセプトです。
これこそ、プレイ中に脳みそがよく使われている感じがしますよ。笑笑
ゲームデザインで検討すべき8つのこと
こんにちは!
カナダ人のゲームデザイナーの ルーファスリン と申します。
ゲームスタジオはそれぞれですが、ゲーム制作の中でもデザイン段階がとても大切で、そのあとの段階となる開発・テスト・マーケティングなど一人からチームで行う様々な所に大きな影響を及ぼします。
たまにこのような経験はありませんか?
ゲームを一生懸命頑張ってプレイしていても、難易度が高すぎてレベル3程度で中々クリア出来ずそのまま諦めてしまうことです。😔
理想としては、レベルをクリアする度にある程度慣れてスキルアップして、次のレベルへ進む覚悟ができることです。
このようなゲームは、ゲームデザインが十分に考えられていると思われます。
一般的にゲームスタジオが新規ゲーム制作案件に取り掛かる時は、コンセプトを含めてデザインから始めます。
うちの会社の場合は、私がほぼ一人でデザインを担当しますが、プログラミングの段階では、ゲームに詳しくてセンスが良い優秀な開発者がそれに基づいてコードを作ってくれるので、それほど細かい仕様書を書かなくてもうまく実装出来ます。
コンセプトの選択肢は千差万別ですが、私はパズル系、RPG系や教育関係のゲームが得意分野です。
その三ジャンルを組み合わせるゲームもたまに作ります。w
コンセプトの簡単な例として、例えば『もぐらたたき』のゲームを作るとしたら、もぐらを叩くと点数を足すだけではなく、もぐらたちに名前をつけて、例えばもぐらの「カニエ」君、「モリー」ちゃん、「ここ」ちゃん達は、いつも同じ穴からではなく、あちらこちらの穴から頭を出します。
そして「か行」のもぐらだけを叩くルールにしたら、今までの『もぐらたたき』ゲームから進化した、さらに楽しいゲームになります。
いま私は、ゲームデザイナーとして実装を待っているコンセプトがかなり多いです。😃
そして次ですが、コンセプトが決まったら、考えないといけないデザインの要素は何でしょうか。
ちなみに予算の面では、実装費用を見積もります。
複雑なゲーム(例えばマルチプレイヤーなど)の場合は、比較的実装期間が長いです。
そしてたくさんあるコンテンツ素材(イラスト、アニメ、BGM・特殊効果など)も、一つ一つ作成しなければならないので実装期間に影響があります。
要約すると、ゲームデザインで検討すべき点は以下の通りです。
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1。ゲームコンセプト
2。コストと所要時間
3。ストーリーの流れ(あらすじ)
4。登場するキャラクター(自動の動きがあれば指定する)
5。イベントや状況変化(例えばモンスター登場)
6。レベルとスコアとアワードの制度
7。操作(コントロール、ボタンなど)
8。ヘルプとチュートリアル
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もちろんゲームによっても違いますし、他にもデザイン段階で対応することはありますが、たとえシンプルなゲームであっても、最低上記8点を考えなければなりません。
あなたも一度、ゲームのデザインを作りませんか?😉